便秘の原因と対策
まず、便秘のメカニズムからです。
食べた物は胃で分解され、小腸へと送られます。小腸では栄養分を吸収し、大腸で残りの水分を吸収します。
つまり食べたものは、小腸・大腸と長い道のりを経て、便となって排出されるのですが、横に名手居ても、きちんと送り出しているのは、腸が動いているからです。
そこで、便として送り出す、大腸の動きが悪くなると便秘を引き起こしてしまいます。
よくみられる便秘の1つである「弛緩性便秘」はこの動きが弱くなって起きるものです。大腸の一部である結腸で運動が弱くなると便を上手く送れなくなり便秘がおきます。
逆に、この運動が強すぎるとけいれんを起こし「けいれん性便秘」となります。
また、大腸の終わり部分である直腸まで便がたどり着いたのに便意がおこらないために起きる便秘を「直腸性便秘」といいます。
この弛緩性便秘、けいれん性便秘、直腸性便秘の原因と対策についてご紹介します。
・弛緩性便秘
弛緩性便秘は筋力の低下により腸の動きが弱まって起きる便秘です。筋力が衰えている高齢者や筋力の弱い女性に多くみられます。また、出産を経験した女性に特に多くみられる便秘です。腹筋の強化、食物繊維の摂取、腸内環境の改善などが弛緩性便秘予防につながります。
・ けいれん性便秘
けいれん性便秘はストレスや睡眠不足などが原因です。リラックスしてストレスがたまらないように心がけることや、睡眠をしっかりとって疲れをためないことが大切です。また、腸を刺激する食物繊維、酢、アルコールの摂取は控えるようにしましょう。
・ 直腸性便秘
直腸性便秘は便意がおきたのにすぐにトイレに行かなかったりすることで便が排泄されずに体内で止まってしまい起きる便秘です。便意がおきても排泄されないことが習慣化し、直腸が鈍感になり直腸に便が送られてきても便意がおきなくなってしまいます。そして、排泄されない便は固くなりカチカチになってしまいます。便意がおきたら我慢せずトイレに行くことが大切です。
スポンサードリンク
サイト内関連記事
- 便秘薬
- 食生活の改善や腸を刺激する体操などをしてもすぐには便秘が解消しないときもあります......
- 腸のねじれによる便秘
- 最近の調査で腸のカタチが便秘に影響していることが分かってきました。 それは腸のね......
- 旅行中の便秘解消
- 旅行中は便秘になりやすいものです。 便秘やお腹が常にはってしまうことはよくあるこ......
関連ニュース